第十九場 ゲスト:ハマカーンさん
ジモア宣伝隊長HEY!たくちゃんのババくる!?
馬場在住のものまね芸人HEY!たくちゃんが地元を紹介! 今回のゲストは「THE MANZAI 2012」で優勝し、正統派漫才で人気のハマカーンのおふたり。たくちゃんとは、所属事務所の先輩後輩の間柄。親しい3人が繰り広げる笑いの絶えないトークは必見です!
唐揚げグランプリで3年連続金賞を受賞している「がブリチキン。高田馬場店」にて。揚げたてのジューシーな唐揚げを囲みながらトークがスタート!
浜谷:たくちゃんの話より唐揚げが気になるよ〜(笑)。
たくちゃん:この唐揚げがすごいんです。馬場でいま話題の店なんです。
神田:(かぶりつきながら)めっちゃ、うまっ!!
たくちゃん:初めてお会いしたのは学生時代でしたね。当時からハマカーンさんが抜群におもしろいって話題になっていて。
神田:中野の階級制ライブで一緒にやるようになったんだよね。
たくちゃん:ハマカーンさんのライブを舞台袖から見ていて、これはすごい!台本ちゃんと書いてるし、お客さんが笑うところ知っててやってるぞ、って衝撃に感じて…。僕なんかハプニングで笑わせてましたから(笑)。
浜谷:逆にそれ高いレベルの話ししているよ、ハプニングで笑わせるって…。僕らはいま当時たくちゃんがやってたそこを目指しているから(笑)。
たくちゃん:いやいや、僕は台詞しょっちゅう噛んでしまって、偶然笑わせてただけですよ(苦笑)。階級が上がるにつれ、どんどん周りが面白くなっていって、本当に手応えや成長の変化が激しかったですね。
お笑いの”原点”は、子どもの頃にある!?
浜谷:人生で初めて周りの人を笑わせた時のこと覚えてる?
たくちゃん:幼稚園で体育着に着替える時に偶然半分おしりが出てしまって、それを見られてみんなに笑われた時ですね。俺は一人で怒っていたけど…。
浜谷:うわ〜、そこで怒るのがたくちゃんっぽい(笑)。ライブで受けなくて「客が悪い!」とかいつも言ってるもんね。その純粋さがかわいいよね〜(笑)。
神田:僕は小学生のスキー教室の時。当時3年生で、全学年の夕食の時に前に出てきた6年生を見て、思わず「でっかい人間!」って言っちゃったんだよね。それがすごいウケた。
浜谷:うわっ、カンちゃんっぽい!思ったことポロっと言っちゃったんだ。今でも同じ。カンちゃんが日常でおもしろいって思うのはまさにこういうところ。それがなんともマヌケな表現なんだよね(笑)。
たくちゃん:お姉さんの神田うのさんもそうですけど、神田家の育ちのよさですよ(笑)。
浜谷:俺は、幼稚園の時に髪の毛を切るのが嫌で。そしたらある朝、寝ている間に親にバリカンで頭を丸坊主にされたの。目覚めたらお気に入りの髪の毛がなくなって、つんつるてん。もう幼稚園行きたくない!って泣き叫んで、結局は少し遅刻気味に連れて行かれて。これはもう教室に入る時に、みんなに笑われるって思って。その時ふと当時流行っていたマルコメ味噌のCMの「マルコメ!」っていうフレーズが頭に浮かんだんだよね。で、ガラッと扉を開けて、みんなが振り向いた時に帽子をとって「マルコメ!」ってやったら、みんなドン!と笑ってくれた(笑)。
たくちゃん:さすが! 弱みを強みにしてしまうってやつですね。
浜谷:いや〜、今日はこの話を聞きたくって。やっぱり昔から、たくちゃんはたくちゃん、カンちゃんはカンちゃんらしいね。あっ、たくちゃんごめん!勝手に進行しちゃった(笑)
新しいお笑いのジャンル「ラーメン」が誕生!?
たくちゃん:最近、僕はラーメン屋が忙しくって、お二人のご活躍を見てすごくうらやましくなります。「いいスープ出来た!」って喜んでいる場合じゃねーよ!って思うこともあるし(笑)
神田:いやいや、芸人やりながら激戦区渋谷で3年もラーメン屋続けてるってすごいよ。おいしいって評判じゃん!
たくちゃん:たまにテレビで芸人やめたことになってるんですよね…最近は完全にラーメン店のオーナー扱いですよ。
浜谷:それはちゃんと言わないと、芸人やってます!って。
神田:実はさ、この前たくちゃんに久しぶりに会った時、浜谷くんと帰り道にたくちゃんすっかりラーメン職人の顔になったよな、って話してたんだよ(笑)
たくちゃん:え〜、ホントですか?参ったな〜。お笑い頑張りたいんですけど…。
浜谷:もう今さらいいって(笑)
たくちゃん:いやいや…、僕ラーメン屋をやるかどうかで悩んでた頃、神田さんにオンエアバトルでどうやって勝ち上がるのか相談したんです。いいネタはとっておいた方がいいんですかね?って聞いたら「持っている武器を全部詰め込んだ渾身のネタで4分間戦わないと勝てないよ!」って。あれは強烈だった。「勝ち上がってネタがなくなったら、その時にまた考えろ」って言われて。強烈に影響を受けた「神田太文字語録」ですよ(笑)。
浜谷:今も変わらないよね。7分のネタを4分詰める気持ちでいかないと。たくちゃんは、有名になりたいって気持ちは今も変わらないんでしょ?
たくちゃん:はい、有名になりたいです。
浜谷:じゃあさ、ラーメン屋で有名になればいいんじゃない?
いやそうだ!お笑いのジャンルに漫才、コント、落語があるように「ラーメン」ってジャンル作っちゃえば?
神田:あはは…。ピンでラーメンやってます!って言うくらいね。
浜谷:ラーメンも立派な芸だよ。「美味しさで人を笑顔にします!」て言っちゃば、もうお笑いだよ!
神田:すげえ、他人事だな(笑)。
たくちゃん:うまく素敵な話しになってますけど、それ違いますって(笑)。
神田:5月の僕らのライブに「ラーメン」てジャンルで出ていいから。待ち時間4分あるけど大丈夫?
たくちゃん:じゃあ、舞台袖で仕込みして良いですか?ネタ思いつきました!4分で作ってすぐ食べられるのは、冷やしラーメンですね(笑)
神田:ネタよりもラーメンの引き出し増えてるじゃん(笑)。
ジモア読者だけに明かす今年の目標
たくちゃん:まだどこでも話していない、今の目標ってありますか?
神田:今年中に乗馬ライセンスをとりたいな。これホントどこでも言ってないんだよ。結局とってないじゃん!って言われるのがいやだから(笑)。
浜谷:俺はジムに行って、肩幅2倍くらいにして、カンちゃんを肩にのっけて漫才をします!
たくちゃん:それすごいおもしろいっすね!
浜谷:世間で話題になったら、ジモア読者だけが「あっ、浜谷言ってたもんね」ってなるはず(笑)。
たくちゃん:じゃあ僕は、お笑いに「ラーメン」っていうジャンルを作ります!
神田:たくちゃんの場合は、R1のRはラーメンのRってことで!
浜谷:「鬼そば藤谷」も開店の時に今日のライブの時間だぞ!って言えばいいんだよ。
神田:開場何時、開演はお客様次第、終演何時ってしてさ。
たくちゃん:お店の看板変えます!なんだか力が湧いてきました。ありがとうございました。
5月にライブを控えたハマカーンのお二人。熱くお笑いについて語り合う3人がとても印象的でした。気心知れた先輩と後輩ならではのぶっちゃけトークは、スタッフも巻き込んで笑いの耐えない取材になりました。ジモア読者のみに明かした目標の今後の展開も楽しみです!
カメラマン: Satoshi Hishida
ロケ地:がブリチキン。高田馬場店
ゲストプロフィール
浜谷健司(1977年11月19日生まれ/埼玉県出身)
神田伸一郎(1977年3月12日生まれ/神奈川県出身)
東京農工大学柔道部で知り合い2000年に結成したお笑いコンビ。「爆笑オンエアバトル」チャンピオン大会2位、「M1グランプリ」準決勝進出、「第8回漫才新人大賞」大賞受賞などを経て、「THE MANZA 2012」で優勝を勝ち取った実力派。テレビや舞台、ライブ出演など精力的に活動中!
☆ケイダッシュステージ公式サイト
http://www.kdashstage.jp/