ジモアクリニックガイド2015
NPO法人交通事故と労災をサポートする会
「ジコサポ東京」
質問者:46歳 男性
回答者:「ジコサポ東京」エリア代表 安芸泰弘 氏
【Q】交通事故にあったのですが、適正な慰謝料をもらうには どうしたらいいですか?
まずは交通事故に詳しい専門科に相談してから治療をスタートすることが大切です。
最近、「交通事故難民」と呼ばれる方が増えています。それは知識のないまま、保険会社や加害者側とやりとりをしてしまい、治療費や慰謝料、後遺症などの対応で被害者(あるいは加害者側も)が損をしかねないという状態のこと。大切なのは、交通事故に詳しい専門家に相談して、治療費、通院費、入通院慰謝料、休業損害などを適正に算出して請求することです。専業主婦の方でも実は休業損害があることを知らない方はたくさんいます。万が一の時に慌てることのないよう、基礎知識や専門家による相談窓口の存在を知っておくことは大切です。交通事故のサポートをするという専門家は、インターネットを検索するだけでも数多く存在するため、皆さんはどこに相談したらいいのか、頼んでいいのか分からない状況になり、迷われる方が実際多いようです。その中でも事故後の手続きや問題のすべてをトータルに相談できる窓口は限られています。交通事故にあった場合は、被害者・加害者問わず、できるだけ早く専門家に相談して最良の手順で各手続きをしていくことが、自分やご家族を守るために大切なのです。
【Q】「むちうち」の治療を進める上で、注意することはありますか。
むち打ちという名の傷病名は存在しないことをご存じでしょうか?正確にはむち打ちは、首の捻挫のこと。交通事故でなくても首や頭をひねってしまった場合になる傷病です。首の捻挫のむち打ちは、人間の体の軸となる首から腰にかけての背骨の軸が損傷していまっている状態です。軽い症状のものでは、肩こりなどがあります。また、重症のものでは手足のしびれやふるえがあり、場合によっては後遺症が残ってしまう可能性もあります。むち打ちは治りにくいと言われますが、骨・筋肉・体全体の3つの視点から総合的に診察し、適切な治療を行えば多くの場合よくなります。骨は筋肉に支えられており、筋肉は骨や関節が安定していないと上手く働かないので、治療にあたってはまず、全身をチェックします。むち打ちは、自然に治るだろうと放置すると体の他の部分にも不調をきたし、首だけの治療では良くならない場合もあります。背骨全体、体全体を見てくれる治療院で対処してもらうようにしましょう。また、むち打ちは捻挫なので、動かしてみる・温めてみるは絶対にしてはいけません。事故直後の応急処置としては、捻挫の対処法と同様に、安静にしながら冷やしてください。交通事故では瞬間的に大きな衝撃が頭や首にかかり、頭の周りの神経の回路が切れて脳損傷を起こす事があります。早期発見で早めに治療すれば治る可能性は充分にあるにも関わらず、軽いむち打ちと思って放置してしまい後遺症に苦しむ多くの人がいるのも現実です。むち打ちは、自覚しにくい傷病の 一 つ。交通事故にあったら、まず調べるだけでもいいので病院に行くようにしましょう。
【Q】事故後の手続きなどは、誰に相談したらよいのでしょうか。
交通事故では、法律、保険、治療、車の修理や買い換えなど、数多くの手順や手続きがあります。しかし、実際は治療をしながら、多くの手続きや交渉に対処するのはとても大変なこと。事故にあった方が治療に専念し、ご家族などの不安を解消するためには、専門家のアドバイスを受けることは大切です。とはいえ、多くの方はどのタイミングでどの専門家に頼めばいいのか、またその専門家もインターネットの情報だけでは本当に詳しいのかよくわからないのが実情です。『ジコサポ東京』には、さまざまな専門家が所属し、その状況にあった専門家を紹介しています。皆さんも『ジコサポ東京』を活用して、万一の時に損をしない、泣き寝入りをしないようにしてください。
「ジコサポ東京」
*交通事故に関するさまざまなご相談に無料でお応えします。
「交通事故専門士」をはじめ、多くの専門家が在籍し、交通事故の被害者・加害者双方を専門的見地からトータルサポートをするNPO法人。「治療」「法律」「保険」「修理・買い換え」まで幅広く各専門家がサ ポートしてくれる。相談はすべて無料。
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