【早稲田松竹】9/15(土)~9/21(金) 上映 『ハッピーエンド』 『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
ハッピーエンド
Happy End
(2017年 フランス/ドイツ/オーストリア 107分 )
2018年9月15日から9月21日まで上映
開映時間 13:05 / 17:50 ■監督・脚本 ミヒャエル・ハネケ
■脚本 クリスティアン・ベルガー
■撮影 モニカ・ウィリ
■出演 イザベル・ユペール/ジャン=ルイ・トランティニャン/マチュー・カソヴィッツ/ファンティーヌ・アルドゥアン/フランツ・ロゴフスキ/ローラ・ファーリンデン/トビー・ジョーンズ
■2017年カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品/2018年アカデミー賞外国語映画賞オーストリア代表
■オフィシャルサイト
http://longride.jp/happyend/
■物販情報
・パンフレット(720円)
©2017 LES FILMS DU LOSANGE - X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH - WEGA FILM - ARTE FRANCE CINEMA - FRANCE 3 CINEMA - WESTDEUTSCHER RUNDFUNK - BAYERISCHER RUNDFUNK - ARTE - ORF Tous droits reserves
「なぜ、やった?」「何を」
85歳の祖父と、13歳の孫娘
ふたりを惹きつける大きな秘密
フランスの移民問題を象徴する街カレーで建築業を営む裕福なロラン家。一家は、同じテーブルを囲み、食事をしても、それぞれの思いには無関心。SNSやメールに個々の秘密や鬱憤を打ち込むだけだ。
そんな家族のなかで、祖父ジョルジュと疎遠だった孫娘エヴが再会する。意に添わぬ場所ではボケたふりをして周囲を煙に巻きながら、死の影を纏うエヴ のことも実はちゃんとお見通しのジョルジュ。一方、幼い頃に父に捨てられ、愛に飢え、死に取り憑かれたエヴもまた醒めた目で世界を見つめている。秘密を抱 えたふたりの緊張感みなぎる対峙。ジョルジュの衝撃の告白は、エヴの閉ざされた扉をこじ開ける――。
屈指の実力をもつ名優たちを迎え、
『愛、アムール』に続き
名匠ハネケが新たに描く“愛と死”
『白いリボン』と『愛、アムール』で 二度にわたって、カンヌ映画祭パルムドールに輝いた名匠ミヒャエル・ハネケ。老境の夫婦ジョルジュとアンヌの愛と死を描いた『愛、アムール』から5年、そ の物語の続きともとれる、新たな衝撃作を発表した。本作は、現代のヨーロッパに"教養あるブルジョワジーはもはや存在しない"ことを炙り出しながら、ディ スコミュニケーションの闇が広がる今、孤独な魂の会合が断絶した絆に血が通う瞬間に観客を立ち会わせる。
祖父ジョルジュを演じるのは『愛、アムール』の名優ジャン=ルイ・トランティニャン。ジョルジュの娘役には、『ピアニスト』は じめ、ハネケ作品では常連のイザベル・ユペール。トランティニャンとユペールが前作に続いて父と娘を演じるのも見逃せない。ほか、マチュー・カソヴィッ ツ、トビー・ジョーンズら、ヨーロッパ屈指の実力俳優の饗宴に、ハネケによって抜擢されたファンティーヌ・アルドゥアンがヒロインとして加わった。
2018年9月15日から9月21日まで上映
開映時間 10:20 / 15:05 / 19:50 ■監督・脚本 リューベン・オストルンド
■撮影 フレドリック・ヴェンツェル
■編集 リューベン・オストルンド/ジェイコブ・シュルシンガー
■出演 クレス・バング/エリザベス・モス/ドミニク・ウェスト/テリー・ノタリー/クストファー・レス
■2017年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞/アカデミー賞外国映画賞ノミネート/ヨーロッパ映画賞作品賞他6部門受賞/スウェーデン・アカデミー賞監督賞・撮影賞受賞 ほか多数受賞
■オフィシャルサイト
http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/
■物販情報
・パンフレット(800円)
©2017 Plattform Produktion AB / Societe Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS
正義という名の落とし穴
理想どおりに生きることの難しさ――
あなたの心が、試される
クリスティアンは権威ある現代美術館のキュレーター。彼は新たな企画として「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いたアートを展示すると発表する。四角の 中は人々に「思いやり」の心を思い出してもらうための聖域であり、社会をより良くする狙いがあった。だが、ある日、携帯と財布を盗まれたことに対して彼が 犯してしまった行為は、同僚や友人、果ては子供たちをも裏切るものだった――。
第70回カンヌ映画祭パルムドール受賞!
美術館を舞台に<毒とユーモア>で人間の本質に迫る、
傑作社会派エンタテインメント!
前作『フレンチアルプスで起きたこと』で “壊れゆく家族の絆”を描き高い評価を得た、北欧の若き俊英リューベン・オストルンド。彼の最新作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、信頼と尊敬を集め る紳士の行ったささやかな復讐が、やがて自身の人生を追い詰めていくことになる皮肉な運命の悲喜劇だ。世界中で話題を呼び、2017年のカンヌ国際映画祭 では栄えある最高賞・パルムドールに輝いた。
主演は本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の 続編に出演が決定したクレス・バング。共演にドラマシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でスターの階段を駆け上がるエリザベス・モス。アート界 を舞台に、格差や差別といった現代社会の問題を抉り出し、痛烈な笑いをたっぷり交えながら、人間の本質を問いかけていく本作。世界が不寛容と欺瞞に染まり つつある今こそ観るべき、真の問題作が誕生した。