【早稲田松竹】10/13(土)~10/19(金) 上映 『大いなる幻影』 『恋多き女 』
大いなる幻影 デジタル修復版
La Grande Illusion
(1937年 フランス 114分 )
2018年10月13日-10月19日上映
開映時間 10:20 / 14:20 / 18:20
■監督 ジャン・ルノワール
■台詞・脚本 ジャン・ルノワール/シャルル・スパーク
■助監督 ジャック・ベッケル
■撮影 クリスチャン・マトラ
■音楽 ジョセフ・コスマ
■出演 ジャン・ギャバン/ディタ・パルロ/ピエール・フレネー/エリッヒ・フォン・シュトロハイム
■1937年米アカデミー賞作品賞ノミネート
■オフィシャルサイト
http://kac-cinema.jp/ooinaru-genei/
■物販情報
・パンフレット(500円)
© 1937 STUDIOCANAL All rights reserved
フランス飛行隊のマレシャル中尉とド・ボアルデュー大尉はドイツ軍に撃ち落され、捕虜となる。ふたりは脱走を重ねた挙句、ドイツの古城に作られた将校捕虜収容所に連行される。脱走不可能とされるその収容所は、かつてふたりを撃墜したドイツ貴族のラウフェンシュタイン大尉が所長を務めていた。同じ貴族階級のド・ボアルデューと彼は篤い友情で結ばれるが、マレシャルたちの脱走計画は着々と進められていく…。
第一次大戦中のドイツの捕虜収容所を舞台に、自由を求め、脱走を繰り返すフランス人将校たちを描き、外国語映画として初めて、アメリカのアカデミー作品賞にノミネートされるなど、公開当時から高く評価され、ジャン・ルノワール監督の名を世界に知らしめた作品。 主演はフランスを代表する名優ジャン・ギャバン、そしてサイレント映画時代の“怪物的映画監督”エリッヒ・フォン・シュトロハイムが収容所長を演じ圧倒的な存在感を見せる。
捕虜となるのはフランス、イギリス、ロシア各国の将校たち。それぞれの出自は、貴族、技師、役者、教授、裕福なユダヤ人…。そして彼らを監視するドイツ軍の新兵や老兵たち。様々な国籍と年齢、階級の人々が、戦争が生み出した収容所に邂逅する一大人間絵巻である。本作は、『第17捕虜収容所』『大脱走』など、その後に作られた脱走を描いた捕虜収容所映画の原点として多大な影響を与えている。
恋多き女 デジタル修復版
Elena et les hommes
(1956年 フランス 99分 )
2018年10月13日-10月19日上映
開映時間 12:25 / 16:25 / 20:25
■監督・原案・台詞 ジャン・ルノワール
■脚色 ジャン・ルノワール/ジャン・セルジュ
■撮影 クロード・ルノワール
■編集 ボリス・ルバン
■音楽 ジョセフ・コスマ
■出演 イングリッド・バーグマン/ジャン・マレー/メル・ファーラー/ジャン・リシャール/ジュリエット・グレコ
■オフィシャルサイト
http://kac-cinema.jp/koiooki-onna/
■物販情報
・パンフレット(500円)
© 1956 Gaumont - StudioCanal Image
<ベル・エポック>のパリ、7月14日の革命記念日。国民的人気のロラン将軍をひと目見ようと、大群衆が街を埋め尽くす。この日、ポーランド公女エレナ・ソロコフスカは、幸運のヒナギクをロラン将軍に捧げ、伯爵のアンリとワインを飲み交わす。エレナの輝くばかりの美貌は、男たちを夢中にさせるが、夫に先立たれた彼女は、実業界の大立者マルタン=ミショーと結婚するためにパリを訪れていた。おりしも隣国ドイツとの戦争の危機が迫るなか、エレナをとりまく男たちの争いも始まろうとしていた。
20世紀初めのフランスを舞台に、ポーランドから来た美貌の公女エレナが巻き起こす恋愛騒動を描く名作。革命記念日に沸くパリで、エレナに恋した3人の男たち、国民的人気の将軍、その親友の伯爵、富豪の実業家。彼らの行動はやがてフランスを揺るがす大騒動に発展していく。彼らとフランスの運命は、公女エレナの純粋な心にゆだねられていた。ジャン・ルノワール監督が、美しい映像とともに綴る、心躍る恋愛讃歌である。
主演はイングリッド・バーグマン。ハリウッドと家庭を捨て、イタリアの名匠ロベルト・ロッセリーニと結婚した世紀のスキャンダルから6年。名監督ルノワールのもとで、変わらぬ美しさをあでやかに披露し、ハリウッド復帰のきっかけとなった作品でもある。共演はフランスの二枚目俳優ジャン・マレーと、この頃オードリー・ヘプバーンと結婚していたメル・ファーラー。そして特別出演の歌姫ジュリエット・グレコが大輪の花を添える。