【早稲田松竹】11/10(土)~11/16(金) 上映 『彼の見つめる先に』 『君の名前で僕を呼んで』
彼の見つめる先に
The Way He Looks / Hoje Eu Quero Voltar Sozinho
(2014年 ブラジル 96分 )
2018年11月10日から11月16日まで上映
開映時間 10:00 / 14:15 / 18:30■監督・製作・脚本 ダニエル・ヒベイロ
■撮影 ピエーリ・ヂ・ケルショービ
■出演 ジュレルメ・ロボ/ファビオ・アウディ/テス・アモリン/ルシア・ホマノ/エウシー・デ・ソウザ/セウマ・エグレイ
■第64回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞・テディ賞受賞
■オフィシャルサイト
http://www.mitsumeru-movie.com/
■パンフレット販売未定
君との出会いが、世界を変えた
恋する気持ちは、目に見えない――
目の見えない少年レオは、ちょっと過保護な両親と、優しいおばあちゃん、いつもそばにいてくれる幼なじみのジョヴァンナに囲まれて、はじめてのキスと留学を夢見るごく普通の高校生。でも何にでも心配ばかりしてくる両親が最近ちょっと鬱陶しい。
ある日、クラスに転校生のガブリエルがやってきた。レオとジョヴァンナは、目が見えないことをからかったりしない彼と自然に親しくなっていく。レオはガブリエルと一緒に過ごす時間の中で、映画館に行ったり自転車に乗ってみたり、今まで経験したことのない新しい世界を知っていくのだが、やがてレオとガブリエル、ジョヴァンナ、それぞれの気持ちに変化がやってきて…。
ブラジル映画界の新鋭
ダニエル・ヒベイロ監督日本初公開作品
世界中で話題をさらった青春映画!
大人の入り口に立つティーンエイジャーの揺れ動く感情をサンパウロの降り注ぐ日差しの中でみずみずしく映し出した青春映画『彼の見つめる先に』。監督はブラジル映画界の新鋭ダニエル・ヒベイロ。サンパウロで生まれ育った自身の高校時代の体験も投影させたという本作で長編映画デビューした。
本作の元になったのはヒベイロ監督が2010年に手掛けた短編『今日はひとりで帰りたくない』。これが各国の映画祭で熱狂的な人気を博し、監督自らの手で同じキャストを起用して長編映画化となった。ベルリン国際映画祭では国際批評家連盟賞とテディ賞に輝き2015年のアカデミー賞外国語映画賞のブラジル代表にも選ばれている。
日本で公開されるブラジル映画といえば、社会問題を扱った映画の印象が強い中で、本作は同性愛や盲目といったテーマを扱いながらも、誰もが登場人物に共感できるような、世界に通じる普遍的な感覚を持った新世代のブラジル映画と言えるだろう。
君の名前で僕を呼んで
Call Me by Your Name
(2017年 イタリア/フランス/ブラジル/アメリカ 132分 )
2018年11月10日から11月16日まで上映
開映時間 11:50 / 16:05 / 20:20■監督 ルカ・グァダニーノ
■脚色 ジェームズ・アイヴォリー
■原作 アンドレ・アシマン「君の名前で僕を呼んで」(オークラ出版刊)
■製作 ピーター・スピアーズ/ルカ・グァダニーノ/ジェームズ・アイヴォリー/ハワード・ローゼンマン ほか
■撮影 サヨムプー・ムックディープロム
■編集 ウォルター・ファサーノ
■挿入歌 スフィアン・スティーヴンス
■出演 ティモシー・シャラメ/アーミー・ハマー/マイケル・スタールバーグ/アミラ・カサール/ビクトワール・デュボワ/エステール・ガレル
■2017年アカデミー賞脚色賞受賞、作品賞・主演男優賞・歌曲賞ノミネート/ゴールデン・グローブ賞作品賞・主演男優賞・助演男優賞ノミネート ほか多数受賞・ノミネート
■オフィシャルサイト
http://cmbyn-movie.jp/
■パンフレット販売未定
©Frenesy, La Cinefacture
何ひとつ忘れない。
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と過ごす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく…。
誰もが胸の中にある柔らかな場所を思い返す。
名匠アイヴォリー×俊英グァダニーノが贈る
生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描くまばゆい傑作!
17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。男女を問わず、世代を問わず、たとえ今は忘れてしまっていても、誰もが胸の中にある柔らかな場所を思い出すような、まばゆい傑作だ。全米公開されると大ヒットを記録し、一大センセーションを巻き起こした。
主人公エリオには本作が初主演のティモシー・シャラメ。弱冠22歳にしてアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、数々の賞を受賞した。相手役オリヴァーは『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーが演じる。2人の間に起こる化学反応は必見だ。監督は『ミラノ、愛に生きる』のイタリアの俊英ルカ・グァダニーノ。長編映画第5作となる本作で、いよいよその才能を成熟させた。脚色は『日の名残り』の名匠ジェームズ・アイヴォリー。エリオの父が息子に語り返る台詞は、誰もが涙する本作のハイライトのひとつである。アイヴォリーは89歳にしてアカデミー賞脚色賞に輝いた。