第三十二場 ゲスト:ざわちん
ジモア宣伝隊長HEY!たくちゃんのババくる!?
馬場在住のものまね芸人HEY!たくちゃんが地元を紹介! 今回のゲストはマスクで口元を隠した板野友美さんのものまねでブレイク。“芸能人ものまねメイク”という新分野を確立し、メイク本やグッズのプロデュースでも活躍するざわちんさん。明るいキャラクターで、ものまね以外でもパワフルに活動する彼女の秘密にたくちゃんが迫りました!
地下鉄早稲田駅から徒歩2分。夏目坂のおしゃれな美容室『blue-eyed girl』にて。家具から小物までこだわったアンティークな空間で、ざわちんさんとの対談がスタート!
たくちゃん:ざわちんのSNSをスゲー見てるよ。普段は明るいのに、時々闇を見せるよね。
ざわちん:あはは…、そうなんですよ。文字ばっかりだし(爆笑)。
たくちゃん:最初の出会いは、TBS『オールスター後夜祭』だよね。僕のアゴまねにざわちんが挑戦するコラボクイズ企画。当初、オファーを受けてもらえないかと思ってたよ。
ざわちん:いつか共演したいと思っていたので嬉しかったです!
たくちゃん:おかげで、あの後『水曜日のダウンタウン』にも出してもらえてさ、こちらこそありがたいよ。
ざわちん:あの番組のことが、ネットでニュースになりましたよね。
たくちゃん:そう! それで、おのずとラーメンも売れるっていう展開になって、ホント助かるよー(爆笑)。
ざわちん:さすが、経営者ですね~(笑)。
たくちゃん:全然、僕と会話してくれなかったラーメン屋のバイトの女の子が、ざわちんと共演したニュースを見て初めて話しかけてくれたんだよ。メイク学校に通ってる子だから、ざわちんの事、聞きたかったみたい。その4日後に卒業して、辞めちゃたけどね(笑)。
母親が総監督!? 恋愛相談までする仲良し親子
たくちゃん:フジTVの番組で披露した板野友美さんのものまねメイクがブレイクのきっかけだよね?
ざわちん:はい、4年前ですね。
たくちゃん:僕もメイクものまねやってみたいな、って考えていたけど、まずメイクが出来ないからさ。そのあと、『SMAP×SMAP』に出演してるの見て“ざわちん遠くに行っちゃったー”って思った。 『金スマ』でのフィリピン人のハーフだっていうエピソードもすごかった。お笑いを越えて『情熱大陸』も出たよね?
ざわちん:当時21歳でしたね。歴代出演者の中で、ほぼ最年少の方だったと思います。
たくちゃん:ホントすごいって。僕はもう芸人じゃなくてラーメン屋で『情熱大陸』目指したいね(笑)。もし出たら、番組の宣伝効果で「鬼そば藤谷」は10年安泰だよ(爆笑)。メイク本まで売れて、天狗になりそうにならなかった?
ざわちん:全然ないです。給料も母親任せですし、いくら稼いでるかもわからないくらいです
たくちゃん:そっか、お母さんも仕事に関わってるんだっけ?
ざわちん:マネージャー、総監督役の母親、私の3人で仕事してます。ものまねメイクの時は、自分だけじゃ客観的に見られないので、出来栄えを母がチェックしてくれます。
たくちゃん:なんか、親がマネジメントするのって、アメリカの芸能人っぽいね。他のタレントさんに、羨ましがられる?
ざわちん:「お母さんと仲いいね」とは言われます。ものまねメイクは一発勝負なのでプレッシャーがすごいんです。親が見てくれると、安心しますね。
たくちゃん:仲いいなぁ。親と恋愛話もするんだっけ?たしか、失恋したんだよね。
ざわちん:そうなんですぅ(泣)。4年間片思いだったんです。親には、何でも話しちゃいます。
たくちゃん:4年間片思いって一途だよねぇ。僕は、親には恋愛のこと絶対言わないな。
ざわちん:友達に夢を話したりはしますよね?
たくちゃん:言ったら逆に叶わなくなっちゃいそうだから、夢も絶対に人に言わない。
ざわちん:言ったもん勝ちじゃないですか! 言葉にすると叶うって言いますよ。
たくちゃん:ダイエットの時だけは言うよ。客観的に周りの目でみてもらうのが大事だから。
ものまねメイクに、たくちゃんの芸人魂が燃える!?
たくちゃん:子どもの頃から誰かのものまねしてたの?
ざわちん:昔からまねっこが好きで…。中学生の頃、桐谷美玲さんに似た格好をしてたんです。海外在住の親戚が家に来た時桐谷さんのポスターみて、私と勘違いするくらいでした。高校生では倖田來未さんと浜崎あゆみさんの声まねをしていましたね。
たくちゃん:コージー冨田さんに、ものまねは「メイク・かつらで30%似せて、声で30%、しぐさで30%、残り10%はしゃべりの“間”」だって教わったな。ざわちんの場合、画面に出た瞬間で“似てる”って思わせるところがすごい!
ざわちん:ありがとうございます。
たくちゃん:僕のアゴまねもそれに通じるところがあると思う。ざわちんに触発されて、動物のアゴまねをはじめたんだよね。ちょっと見てみて。まずは“ラッコ”、そして“フグ”。
ざわちん:わー、似てる。天才ですね!(爆笑)
たくちゃん:ざわちんのフリップもあるよ。昔作ったネタだけど、 “ざわちんが絶対に言わないこと”。「目標はHEY!たくちゃんです!』(と言ってアゴまねをする)これ絶対に、言わないでしょ?
ざわちん:きゃははは…(爆笑)。嬉しい!!
ざわちんさんが目指す、女性を幸せにするメイクとは?
たくちゃん:メイクっていつから始めたの?
ざわちん:小学3年生の頃ですね。子供雑誌のメイク記事を見て、自己流でメイクしてました。絵を描くのが得意だったので、最初はアイライナーで目の周りのラインを描く練習をして、次に眉毛を練習して極めていきました。とにかく、勉強と練習ですね。
たくちゃん:野生爆弾のくっきーの、白塗りの顔まねは、どう思う?
ざわちん:あれは技術的に難易度高いと思います。私は塗る方は上手じゃなくて、アイラインや眉の線を描くのは得意です。
たくちゃん:いまも日々、勉強してるんでしょ?
ざわちん:ですね。インスタやYouTubeで、人のメイク術を見て勉強してます。基本はアメリカ人なんですけど…、やっぱりメイクが 濃い分テクニックが進化していて、常に最先端なんですよ。メイクの学校にも時々通ってます。
たくちゃん:学校で講師とかは、やらないの?
ざわちん:話はありますね。私は全て独学なので、普通のメイクさんがやらない方法を使うので、独自の部分を教える形になります。
たくちゃん:メイクのハウツー本を見ても読者がわからない所あるでしょ、「絶対に技術を隠してる」って思うことあるんじゃない?
ざわちん:ありますね。私は番組や本で全部教えちゃってるんですけど、以前共演したIKKOさんに「もうちょっとテクニック隠した方がいいよ」ってアドバイスを頂いたことあります(笑)。
たくちゃん:どの世界でも奥義は隠すものだよ。ラーメンのたれやスープは、世に出てるレシピ通りにつくっても何かが隠されてるし。ところで、メイクを仕事にしようと思ったのはいつ頃?
ざわちん:仕事にしようとしていたわけじゃくて、自然になっちゃった感じです。19歳の時、ともちんのものまねで学園祭にいつくか呼ばれて…。その後、ブログをはじめて、アクセス数を増やすためには、女性に人気のメイク分野がいいかと思って、ともちんメイクをブログで公開して、いきなりアクセス数がアップしたんです。どんどんレパートリーを増やして、今では240人以上になりました。
たくちゃん:今25歳ってことは、あっという間の5年だったね。海外進出は考えてるの?
ざわちん:中国進出は目指してます。中国版SNSのweiboを始めたんですけど、いずれは中国向けの商品をプロデュースしたいですね。
たくちゃん:ドンキホーテに「ざわちんプロデュース デザインマスク」が並んでたもんね。ジェラシー感じるわ〜(笑)。僕の場合、鬼そば藤谷監修のカップ麺や生麵があるけど、期間限定商品だったしなぁ。ところで、プロフィールにある“女性を幸せにする活動”って、どんな意味なの?
ざわちん:以前、ブログに載せた私のメイクをまねしたファンの方が、合コンで「カワイイ」って言われて、その後に結婚したって報告をくれたんです。その時メイクの力って、“女性を幸せにする力”があるって実感したんです! 女性の皆さんには、年齢を問わずもっとメイクを楽しんでもらって、人生を輝かせていただきたいと思ってます。
たくちゃん:いま、商売思い付いちゃった! 婚活パーティー主催して、参加者にメイクしてあげるのはどう?
ざわちん:あっ、すごーい! 過去にテレビ番組の企画で、就活の書類選考に落ちまくっていた3人をメイクプロデュースして、プロが写真撮ったら、全員面接に通ったっていう実績があるんです。
たくちゃん:すごい! 婚活・就活で、人を勝たせる仕事はいいね。最後に、読者へメッセージをどうぞ。
ざわちん:今度、ものまね以外のメイクでも少人数講座を予定しています。新しい取り組みもしますので、ぜひSNSやブログをチェックしてください!
ざわちんさんのものまねメイクへの探求心に、ものまね魂を刺激されたたくちゃんが、次々とものまねを繰り出す展開に! スタッフも含めて爆笑続きの取材になりました。明るくポジティブなオーラに溢れるざわちんさん。これからも「メイクは魔法」を合い言葉に、女性をハッピーにする活動をしてくれそうです。
Text: 櫻井実由莉、福井万里
Photo: 岩本栄作
ゲストプロフィール
1992年8月16日 / 群馬県出身。
ものまねタレント。“芸能人のものまねメイク”というメイクの新分野を確立。現在、ものまねメイクのレパートリーは240人を突破。アメブロ、ツイッター、インスタグラムのフォロワー総数73万人以上を誇る。ものまねメイクのプロセスを掲載した初の著書『ざわちん Make Magic』『ざわちん Make Magic 2』(宝島社)は累計23万部を超える大ヒットとなり、2014年NO.1メイク本となる。“メイクは魔法”を合言葉に、メイクで女性を幸せにするために多方面にて活動中。
ざわちん オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/zawachin/
ざわちんSNS
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