『W-CINEMA はじまりの映画たち』 早稲田大学映像制作実習コラボレーション上映
THE MEIGAZA Vol.40
今年で第4回を迎える「早稲田大学×名画座(早稲田松竹)」のコラボレーション上映。早稲田大学OBでもある是枝裕和監督をはじ めとする講師陣の指導で制作された学生映画をスクリーンで特別上映します。ゴールデンウィーク直前に感性を刺激してみませんか。
※新型コロナウイルス対策等の理由で日程変更の可能性がございます。詳しくは早稲田松竹ホームページやSNS等でご確認ください。
この企画は2016年度より毎年3月に開催し、今年で4度目の開催を迎える「早稲田大学×名画座(早稲田松竹)」のコラボレーション上映です。なんとあの是枝裕和監督(『万引き家族』『真実』)をはじめとする豪華講師陣が、丸一年間かけて「はじめての映画制作」を指導するという早稲田大学・全学部共通の授業。その授業から生まれた作品を当館の番組編成部が選出して名作とあわせて「二本立て(三本立て)上映」を行うという盛沢山の内容。今回選出された作品は4作品です。
Aプログラムでは、同棲する女の子たちの特別な関係を寄り添いながらみつめる『形をとって』。孤独な悩みを抱えた少女のたった一晩の冒険を、出会いと別れがもたらすあたたかい夜の時間とともに描いた『ゆらめき』。当館からは16ミリフィルムで撮影された40年前の日本のLGBT映画の傑作、矢崎仁司監督『風たちの午後』を参考上映として選びました。Bプログラムで は、次女殺害犯の再審無罪判決が巻き起こした被害者家族の行き場のない葛藤を描いた『見えない糸』。男と義母との不思議な共同生活を、妻がいなくなってしまった一軒家の中での人物たちのコンポジションを ユニークにとらえて描いた『ななめの食卓』。それに女子中学生による同級生殺害事件、その被害者の父親と、加害者の母親がお互いの存在を知らずに触れ合う痛ましくも美しい姿を描いた小林政広監督の『愛の予感』を組み合わせました。どちらのプログラムも見応えたっぷり。インディペンデント映画の優しく真摯な作品たちです。ぜひ一度ご覧になってみてください。
4月25日(土)~4月28日(火) 三本立て上映
※新型コロナウイルス対策等の理由で日程変更の可能性がございます。詳しくは早稲田松竹ホームページやSNS等でご確認ください。