マイ本 Vol.50 『 2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』
MY本 Vol.50
約600人もの学生を束ねる早稲田祭2022運営スタッフ代表の高山さん。この本は母親に勧められ軽く捲って放置していたものの、今年運営スタッフの代表にな ったことを期に読み直したという。本著はエンジェル投資家、経営コンサルタントで、京都大学の客員准教授として教鞭を執っていた著者が、母校の東大で2012年に行った当時の講義を、2019年の逝去後に収録したもの。未来を担う若者世代に向けて考えるよりも行動することを促し、檄を送っている。
高山さんは本著の“「正解」というものはない。自分の頭で考えて、自分で決めなければならない” という言葉に、大きく感銘を受けたと言う「。偉大な先輩の姿に重ねて代表像を捉えていましたが、人の真似でなく、自分の代表像は自分で作るしかない、人に盗めない、真似できない自分なりの代表になろう、と思ったら気が楽になりました」と話す。行動する前にまず考え、考えることで結果的に止めてしまうことの多い性格だったと言う高山さんは、本著に刺激を受け、「まずやってみよう、行動に移してみよう、という思いが強くなりました。挑戦することに迷っている人に、この本を勧めたい」と話す。
「想いの照らす、その先を。」をテーマに3年ぶりのリアル開催に挑戦する「早稲田祭2022」。早大生、地域の方、来場者の3者それぞれの想いを繋ぎ、先に進むきっかけになれば」という高山さんらが挑み、作り上げる早稲田祭は、きっとコロナ禍を乗り越える新しい姿に生まれ変わるに違いない。
2019年8月病のため夭逝した著者。若者世代に向けてメッセージを送り続けてきた彼の思想を凝縮した“伝説の東大講義”を完全収録。
早稲田祭2022運営スタッフ代表
高山 都さん
早稲田大学商学部3年。早稲田祭は早稲田3大行事の1つで、例年約16万人もの来場者を誇る。3年ぶりにリアル開催される「早稲田祭2022」は約350の企画数で、2022年11月5日(土)、6日(日)の10:00~17:00に開催。