THE MEIGAZA Vol.50 〜早稲田松竹 映画コラム 〜 サム・ペキンパー監督特集
THE MEIGAZA Vol.50
10/15(土)~10/21(金) ロベール・ブレッソン特集
今回ご紹介するのはロベール・ブレッソン監督の特集上映です。先日逝去したジ ャン=リュック・ゴダール監督も「ドストエフスキーがロシアの小説に、モーツァルトがドイツの音楽に占める位置を、ブレッソンはフランス映画に占めている」と、最大限の賛辞を贈っているフランス映画の巨匠。しかも今回上映する作品は、フ ィルモグラフィの中でも最も後期に位置し、その独自の演出方法が極まった二作品『たぶん悪魔が』と『湖のランスロ』。『たぶん悪魔が』製作時には、あまりにリハ ーサルを重ねることから撮影期間が延びて、制作会社が倒産してしまったというエピソードもあり、環境問題を扱った過激なテーマや実験的な作風も影響してか、日本ではつい最近まで特集上映を除いて劇場未公開でした。これまで見ることができなかったフランス映画の巨匠の映画二本立てを是非早稲田松竹で。
10/15(土)~10/21(金)★二本立て上映
『たぶん悪魔が』『湖のランスロ』
『たぶん悪魔が』The Devil, Probably
1977年/フランス/97分/DCP
© 1977 GAUMONT
『湖のランスロ』 Lancelot of the Lake
1974年/フランス・イタリア/84分/DCP
© 1974 Gaumont / Laser Production / France 3 Cinema (France) / Gerico Sound (Italie)