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ババくる!? 第五十五場 ゲスト:吉田 照美

ジモア宣伝隊長HEY!たくちゃんのババくる!?

ものまね芸人HEY!たくちゃんが、高田馬場で対談! 今回のゲストは、早稲田大学OBで日本を代表するラジオパーソナリティの吉田照美さん。68歳で主演した戦隊ヒーロー映画の話、趣味から始まった絵画や風刺画、4コマ漫画の作家活動など、幅広く活躍する照美さんの姿にたくちゃんが迫ります。

 

早稲田大学のキャンパス内にある「早稲田大学 會津八一記念博物館」にて。ここは旧図書館をリニューアルし1998年に開館した横山大観、下村観山の合作「明暗」をはじめ東洋美術・考古学など貴重な資料を収蔵展示する博物館。東京都の歴史的建造物にも選定されている建物を舞台に対談がスタート!

たくちゃん:8年ぶりのジモアのゲストありがとうございます。母校にいらしたのは久しぶりだそうですが、いかがですか?

吉田:キャンパスの建物がキレイに変わったよね~。僕が在学した頃は学生運動の最後の時期で、キャンパス内は立て看板だらけで、革マル派のヘルメットをかぶった学生が闊歩していて。 自分が思い描いた大学の風景と全く違って、大学生活も、将来の見通しもなんかも暗い感じだったね。

たくちゃん:すごい状態ですねえ。

吉田:そう、授業中にもヘルメットを被った学生が乱入してきたり。 ストライキで試験がなくなって、レポート提出だけになった年もあ ったね。おかげで単位が取れた学生も多かったと思うけど(笑)。

たくちゃん:そんな中でどんな学生生活を過ごしていたんですか?

吉田:俺にとって大学は、アナウンス研究会でのサークル活動の 日々だったね。普段はアナウンスの練習や勉強をするんだけど、 実践の場として春にニューミュージックやフォークソングのアーテ ィストを呼んで学生主催のライブをやって、秋には早稲田祭で大隈講堂前にサテライトスタジオを自分たちで建ててライブ放送を するのが大きな活動だったね。

たくちゃん:大隈講堂前って、大学のシンボルのような場所を陣 取っていたんですか。

吉田:よくやらせてもらえたよなぁ。当時、うちよりメジャーな放送 研究会が学生運動に走っちゃって。だから、放送ごっこみたいな 実践的なことは、アナウンス研究会しかやってなかったんだよね。

68歳で、戦隊ヒーロー映画に主演&主題歌に挑戦!

たくちゃん:ずっとアナウンサーになりたかったんですか?

吉田:いやいや、実は人前でしゃべるのが苦手で。それを克服するためにサークルに入ったんだよ。サークル以外にもアナウンスアカデミーにも通ったりもして。3年生の時はサークルの委員長 (代表)もやってたね。ちょっと喋れるようになったなぁと思っていたら、運良く文化放送に受かっちゃった。

たくちゃん:苦手を克服してプロになるって凄いですよ。

吉田:いざ入社すると、みのもんたさんのような凄い人が沢山いるし、ニュースと実況が苦手な自分には一生の仕事にするのは無理かもって絶望したよ。それでもやれることをやっていたら、2年目に先輩の番組のピンチヒッターをきっかけに、ラジオ番組のレギュラーを持たせてもらえて。27歳で深夜放送もやるようになって、嬉しかったなぁ。

たくちゃん:数々のラジオ番組をヒットさせてますよね。

吉田:いろいろバカなことをやっているうちに『セイ!ヤング』『てるてるワイド』が人気番組になって。『てるてるワイド』は3年半ぐらい聴取率トップ だったけど、ニッポン放送に 三宅裕司さんが出てきてから2位に落ちて。それで、局アナとしてはこの先長くできないかもって気分になって、辞表を出して辞めちゃた。

たくちゃん:それでフリーになってフジテレビの『夕焼けニャンニャン』に出るわけなんですね。

吉田:フリーとしてすぐにお仕事いただけたのは有り難かったね。

たくちゃん:僕と照美さんの出会いは、もう20年くらい経ちますけど、『やる気MANMAN!』に照美さんのものまねで出していただけたのは、憧れの番組だったので本当に嬉しかったです。

吉田:当時、俺のものまねをする人なんかいなくて、実際に聞いたら凄く似ていたもんだから、嬉しかったよ。

たくちゃん:あの時、何も恐れずものまねして良かったです(笑)。照美さんに面白さをいっぱい引き出してもらえて感謝しています。

吉田:たくちゃんのものまねは凄いよ、ラジオなら声だけだし、俺の代わりに放送できるよね(笑)。

たくちゃん:いやいや、代わりは難しいですって。今は照美さんの歌まねを練習中です。2019年にリリースし た『ロバマンのうた』はこれぞ戦隊ソ ングって感じで、照美さんが出した歌の中で1番好きです。

吉田:大御所の湯川れい子さんと、 伊秩弘将さんが作詞・作曲してくれたから最高傑作だよね。

たくちゃん:映画『ロバマン』(2019年公開)って、照美さんの68(ロバ)歳記念で製作した、日本バカ映画の巨匠といわれる河崎実監督の作品ですよね。まさかアラ古希で戦隊ヒーローを演じるなんて(笑)。

吉田:最初、河崎さんから俺のSNSに「ロバマンやりましょう」って、謎のメッセージが届くの。「どういう意味ですか?」って返したら、「バカ映画を作りたい」っていうんで、「分かりました、ぜひ」って流れでトントン拍子に決まったんだよね。

たくちゃん:たったひと言のメッセージから始まったんですね。

吉田:せっかくだから監督に風刺の要素も多少入れたい、と提案したら「僕は政治的なことはやらないんだよ」って言われちゃって。残念に思っていたら、コント集団のザ・ニュースペーパーのメンバーも 起用されて、当時総理と官房長官だった安倍さんと菅さんの密談 現場にロバマンが現れて、ぶん殴って成敗するシーンが入ってて。 当時現役の政治家をイジるなんて思い切ったよね(笑)。

たくちゃん:ぜひパートⅡも作ってください(笑)。

風刺画もお笑いも、権力と対極にあってこそ面白い!

たくちゃん:9月に開催していた絵画展行きました。油絵をはじ めて長いですよね。

吉田:もう20年だね。昔から絵を描くことは好きだったけど、50歳を過ぎて本格的にやりたくなって、最初は独学で水彩画と色鉛筆 画をやるも断念。その後、八代亜紀さんが油絵教室を始めると聞 いて、習いたいって電話して通い始めたの。実際は八代さんではなくて、洋画家の滝浪先生に教わったんだけどね。滝浪さんとはずっと付き合いが続いて、いまは一緒に漫画を描いているよ。

たくちゃん:照美さんの作品には素敵なものがたくさんあるけど、 僕は風刺画が好きです。芸人からすると風刺画は芸にも繋がる刺激もあって最高なんです。

吉田:一時、油絵でニュースの事柄を描く「ニュース油絵」を長くやっ てたからね。最近の日本は、世の中への忖度なのか、炎上対策なのか、一般の方に風刺がウケないよね。メディアも風刺になるべく触れないし、扱わなくなったし。これじゃ世の中つまんなくなっちゃうよ。

たくちゃん:ものまねもデフォルメして笑わせるので、風刺画みたいなものです。最近の地上波ではお笑い芸人もクレームや炎上を恐れて、浅い表現になったりして……、いずれものまねもやりづらくなるだろうな、と感じる時もあります。

吉田:お笑いも風刺画も権力の対極にあってこそ面白い。権力に対抗する位置にいてコメディを追求したチャップリンのスタンスが一番正しいと思うね。

たくちゃん:YouTubeの中でもクレームや炎上があるんですよ。そこで僕が考えたのは、食べ物や調理する姿なら怒られることはそうないだろうってこと。こんなこと言うとラ ーメンしかやってなさそうですが、ちゃんと劇場に出て 芸人もやっています。芸能を辞めちゃうと、ラーメン作り にも感性が入らなくなるので、どちらも大事ですね。

吉田:なるほど。たくちゃんのラーメン店のファンは、たくちゃんの芸が好きで、なおかつラーメンも、という人がかなりいるわけだよね。ニューヨークのラーメンコンテストで3回も優勝しているの に、その発信が少ないんじゃない? 凄いことなんだから、もっと宣 伝に使って色々なことに繋げていきなよ。

たくちゃん:いや~、そうですか(笑)。もっと発信します。

大好きな漫画の世界に、残りの人生をかけて取組む

たくちゃん:4コマ漫画『ロバロック6869』をInstagramとXで配信 していますよね。ストーリーはどうやって思いついたんですか?

吉田:葛飾北斎や写楽が活躍する江戸時代に興味があって、調べ ていくと面白いんだよ。浮世絵師・写楽の正体は謎だったことや、北斎の娘・お栄(応為)は平面的な浮世絵の時代に光と影を描き 分け、遠近法で西洋風の絵を描いているのが不思議だったり。そしたら、少年が江戸時代にタイムスリップして北斎と活躍するアイ デアが浮かんで。フィクションだから、歴史を書き換えたり、歴史のミステリーを使ったりして遊べるのが楽しいなって。

たくちゃん:面白いですね!いま450話以上配信していますけど、今度展示会もあるとか。

吉田:10/23~11/10まで原宿にあるハラカドの匿名希望画廊で『ロバロック6869』展を開催します。作品展示のほか販売もする予定ですので、気 軽に観に来てください。

たくちゃん:もちろん僕も行きます。最後にメッセージはありますか?

吉田:情報がいっぱいあるだけに、どれが本当なのか見極めが難しい時代だと思う。俺らの頃は新聞を読んでいればそれなりに世の中の事が分かったけど、いまや新聞、テレビ、ラジオも含めて国民が知りたいリアルな情報をマスメディアがちゃんと届けているのか疑問なんだよね。自分なりに、SNSから信 頼できる情報を集めたり、海外メディアや海外の人たちの日本に対するコメントなんかも注視したりして、自分で集めて分析することも必要なんじゃないかと思います。

たくちゃん:受け身のまま流されず、自分から情報にアプローチして取捨選択していきたいと思います。ありがとうございました。

20年来のお付き合いという吉田照美さんとたくちゃん。まるで師弟のような和やかな雰囲気で対談が始まりました。美術や風刺、歴史のことまで話題は尽きず、あっという間の時間でした。話術だけでなく絵画や漫画など多彩な表現力で魅了する吉田さんのこれからの創作活動にも注目です。

Text: 櫻井 実由莉
Photo: 石森 亨
ロケ地:
早稲田大学會津八一記念博物館

 

4コマ漫画「ロバロック6869」展in原宿
■会期 : 2024年10月23(水)~11月10日(日)
■場所 : 匿名希望画廊 HARAJUKU

吉田照美&ロバート滝浪が描く、SNS 4コマストーリー漫画「ロバロック6869」。X、Instagramにて連載中で現在450話を突破。今回は発表作品の中から一部を抜粋して展示会を開催いたします。また一部作品の販売も行います。

<アクセス>
東京都渋谷区神宮前6丁目31-21 東急プラザ原宿ハラカド3F
匿名希望画廊 HARAJUKU

SNSで4コマ漫画『ロバロック6869』配信中!
X:@tim1134

SNSで4コマ漫画『ロバロック6869』配信中! X: @tim1134 Instagram: @timyoshida1134
<HEY!たくちゃん>
「鬼そば藤谷」
東京都台東区浅草1-10-2 YNビル2階
公式HP https://onisobafujiya.com/

ゲストプロフィール

吉田 照美

1951年1月23日生まれ/東京都出身。
フリーアナウンサー、画家・漫画家。早稲田大学卒業後、文化放送に入社。『吉田照美のてるてるワイド』など数々のヒット番組のメインを務める。その後フリーアナウンサーとして、ラジオ・テレビなどマルチに活躍。現在は文化放送『てるのりのワルノリ』、『伊東四朗・吉田照美 親父熱愛(パッション)』、b a y f m『T E R U M I d eSUNDAY!』に出演中。20年以上続ける油絵で三軌展賞を受賞、個展を開催するなど本格的な活動も。4コマ漫画『ロバロック6869』をSNSで配信、書籍も発売中。主演映画『ロバマン』DVD発売中&各動画配信サイトにて配信中。

吉田照美オフィシャルHP http://www.yoshidaterumi.com/

YouTube
「吉田照美のロバちゃんねる」
@terumi6869
日本の闇を斬る!「吉田照美のホントコ」
@hontoko

X:@tim1134
Instagram:@timyoshida1134

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