寒天工房 讃岐屋

Love Love Sweets Vol.18

早稲田通りの小滝橋からほど近い、神田川の遊歩道沿いに、まるで時代劇に出てくる宿場町の茶屋のような趣あるお店がひっそりと佇んでいる。大正3年創業、今年100周年を迎えた寒天ひとすじの甘味処「讃岐屋」。ここは工場に併設された本店で、ショーケース販売の他、カフェスペースもあるのです。

今回頂いたのは人気の「クリーム白玉あんみつ コーヒーセット 810円（税込）」。餡はこしと粒から選べ、私はこしあんをセレクト♪ 黒蜜をかけた、こだわりの寒天に白玉とバニラアイスとを一緒に食べると、甘みが口に広がり幸せな気分に? 隣の工場で丹精こめて作っているという寒天は、その風味と食感のバランスが決め手だそう。「伊豆地方の天草を昔ながらの製法で5時間煮込んだ無添加寒天は、素材本来がもつ奥深い味があるのです。本物の味を皆さんに知ってもらいたい」と女将さん。

食物繊維が特に豊富で、古くから美容と健康に適した食品と言われている寒天。他に、ところ天から豆寒天、えんどう豆、求肥餅、特製黒蜜まで、日本古来のさまざまな甘味があり、テイクアウト商品や贈答用の品もそろう。こちらの本店以外に、新宿タカシマヤ店もある。神田川を散策がてら、歴史と風情ある甘味処で、極上のあんみつを味わってみてはいかがでしょうか。