高田牧舎ができたのは1905年。実に105年もの間、早稲田大学南門の真正面で学生を見守ってきた。高級感ある落ち着いた雰囲気が魅力で、教授やOBなど年配層に人気の高いお店として知られているため、学生はなんとなく敷居の高さを感じているかもしれない。しかしこれからの高田牧舎は違う!「学生にも親しみを持ってもらえる店に変わっていきたい」と語る四代目オーナーの藤田さんは、新たな取り組みとして週1でバーを開いている。バーは学生・院生とのコミュニケーションを目的に始めたということもあり、料金はかなり安い。コールの飛び交う騒がしい飲み会に疲れた学生も、ここならゆっくりと大人のお酒を楽しめそうだ。
(掲載日:2014年1月30日)
一度は絶対に食べておきたいのがハヤシライス。ルーはレトロでかわいい銀のポットで出てくる。一度食べたらまた食べずにはいられない。この病みつきになる味は、長年受け継がれ、1世紀が過ぎた今でも変わらない。そして店内を見渡してみると、テーブルや入口など至る所にみずみずしい花々が飾られている。花は八丈島から取り寄せているそうで、季節によって異なる花を楽しめる。そんな小さな気配りが、高田牧舎が人々に愛され続ける理由なのだろう。この伝統の味と雰囲気は、学生のうちにこそ味わっておくべき!(取材・文:吉田みず季)
四代目店主、藤田さん
10:00~20:00 (ランチ 11:00~14:00)
日・祝