洋服のお直し はる吉

子どもの頃から縫いものが好きで、職人の元へ縫製の見習いとして入り、2009年の七夕に「はる吉」をオープンさせたオーナーの田中さん。店名は愛猫の名前「はる」に一文字加えて、「はる吉」に決めた。お店はおしゃれなコンクリート打ちっぱなしのビルの2階。店内には、猫好きの田中さんが知人からプレゼントされた猫グッズがさりげなく置かれ、窓側に並べられたカラフルな糸たちと共に温かみのある雰囲気を醸し出している。「仕立て屋さんってなんだか敷居が高そう…」と思っているお客様も気軽に訪れて相談したくなるアットホームさがある。洋服をお直し注文されたお客様専用のフィッティングコーナーもあり、ここで調整を行いながらサイズぴったりに洋服を縫い上げてもらうことができる。また、ボタン一つ付け替えるだけでも、あるいは昔の服なので同じ素材がなく、お直しの途中で生地やボタンなどが元の洋服と異なるものになってしまう時も、とことん材料を探してくれる。お客様に納得いただけるように、相談・確認しながらお直しを進めてくれるので、安心してオーダーすることが出来る「はる吉」。そんなお客様目線の、親切できめ細やかなサービスがとっても嬉しいお店なのだ。

「はる吉」では、ただ壊れた箇所を直すだけではなく、長袖の服を半袖に付け替えたり、ワンピースをスカートに作りかえたりするリメイクも人気だ。また、流行遅れの古いデザインの服をリメイクしてほしいという若い女性のお客様も多いという。たとえば結婚式を控えたお客様がオークションで購入したウエディングドレス。披露宴で着用したいとのことで、「肩ひもを取った、スッキリしたデザインにしてほしい」とのご要望があった。田中さんは肩ひもがなくてもドレスが下にずり落ちず、美しく着ることが出来るように、ウエストをキュッと絞り込んだデザインのドレスに作りかえた。さらにある時には、腕を怪我されたお客様のご注文で、片手が不自由でも洋服を着替えやすくするために袖口にファスナーをつけたという。このように型にはまらない、臨機応変なリメイクをしてくれるという点も大きな魅力である。

リメイクは時間がかかることもあるので、まずは一度お電話にてご相談ください。