竹内正実「復活の日」コンサート 1/21(日)
「テルミン侍プロジェクト」は、師であリ、世界的テルミン奏者、竹内正実の「復活の日」コンサートを1月21日(日)、早稲田奉仕園スコットホールで開催します。
本プロジェクトは、2016年12月にステージ上で演奏中に脳出血を発症し、右半身麻痺に陥った、世界を代表するテルミン奏者の竹内正実(たけうち・まさみ)氏を応援する目的で弟子たちにより発足したものです。
『繊細な動作が要求されるテルミン演奏において、利き手が麻痺してしまっているのは演奏家として致命傷ともいえます。ピアニストの館野泉さんのように左手だけで演奏するなど、何か他のやり方があるのかもしれませんが、発症前と変わらぬやり方で復帰したいのです。入院中もマトリョミンの練習をしていましたが、
ビブラートがまったくかけられず、右手と左手の役割をスイッチさせ、左手でのピッチ制御も真剣に考えてました。しかし諦めの悪い私は右手でのピッチ練習を続けているうち、ビブラート動作の”芽”をみました。それ以来、従来どおりのやり方での復帰を目指してきました』 ー 竹内正実
竹内氏は1993年、26歳で単身ロシアに渡り、レフ・テルミンの血縁で愛弟子のリディア・カヴィナにテルミン演奏を学びました。その後、日本でこの楽器を普及させるために演奏法を確立し、全国に生徒を増やし、テルミン演奏をより身近に感じてもらえるよう新たな楽器「マトリョミン(マトリョーシカ型テルミン)」を開発・販売し、またテルミン氏の遺族を日本に招聘するなど、楽器テルミンだけでなくロシア文化の普及にも尽力してきました。今回のコンサートを通じて、そうした活動もあわせて世の中の人に知っていただければ嬉しいです。
※チケット完売しました。当日券はございません。ご了承ください。