早稲田散歩Vol.10 【学外ミュージアム】
みなさんこんにちは!徐々に日が伸びてきたことを感じる日々です。
少しずつ寒さも和らいできましたね。
大学は現在春季休暇中。そして會津八一記念博物館も演劇博物館も閉館中…
(なお歴史館は開館しています)
ということで、この機会に学外ミュージアムを巡ってみました!
まずは馬場歩きの道沿い、穴八幡宮の隣にある
木組み博物館に行きました。この博物館は新宿ミニ博物館に指定されています。
扉を開けたら様々な丸木や手を挙げて天を仰ぐ女性像が
お出迎えしてくれました。博物館は3階です。
エレベーターに乗ろうとしたら、中に桜の丸木が佇んでいてびっくり。
3階の左右2つの部屋が展示室となっています。
左の部屋の受付で記帳して入館完了です。
木の香りがほんのりと漂い、心地いい空間です。
左の部屋では伝統木造建築で用いられる、
木組みの技法を紹介しています。
実際に触って木組みの強度を実感することができますよ。
穴八幡宮の建築物の模型が多く展示されていました。
右の部屋では特別展として東大寺で使われていた木材が
飾られていました。そのほか漆や左官、彫刻品や金物が
所狭しと並んでいました。細かい細工が施されているものもあり、
見ていて飽きません。
さて、次は早大通りに向かい、センチュリーミュージアムを
訪ねてみました。一見オフィスにしか見えませんが、
ビルの4階・5階が展示室になっています。
この博物館では文字に関わる作品を収集しており、
「書の美術館」とも呼ばれているそうです。
現在3月30日(土)まで「書状ー人とその時代ー」を開催中です。
千利休や一休宗純、伊達政宗など
有名な歴史上の人物の直筆を見ることができます!
歌人として高名な藤原定家の、独特な書風が
印象に残っています…。
読めずとも、筆跡から人物を想像するのが楽しいです。
次は永青文庫に向かいます。
新目白通りを渡り、神田川を越えて、急な階段を登ります。
早稲田散歩第二回でご紹介した肥後細川公園の中からもアクセス可能です。
旧細川侯爵家の家政所(事務所)であった建物を
博物館として公開しており、現在は4月10日(水)まで
「早春展 石からうまれた仏たちー永青文庫の東洋彫刻コレクション」が
開催されています。
ヒンドゥー教の影響を受けたインドの仏像は、
生命力溢れる力強いものが多いように感じました。
中国の仏像は彫りが細かく、表情豊かで
何かを語りかけてくるようでした。
旧邸を改装した美術館は、壁紙や家財なども
おしゃれなので是非目を向けて見てください!
最後に講談社野間記念館に向かいます。
永青文庫を出て左折し直進、突き当りを右折して少し進むと
入り口があります。
敷地内は気品に満ちて清らかな場所です。
3月3日まで開催されていた「四季の彩りと趣き 十二ヶ月図展」を鑑賞しました。
動植物や人物絵など、画家たちが自身の得意な画題で描いた
十二枚の色紙が、部屋一面に飾られていました。
彩色が鮮やかなであることに加えて、
色紙自体が金色に輝いていてとても華やかでした。
3月9日(土)からは「夢幻 村上豊展」が開かれるそうです。
最後に。野間記念館の敷地内にあった灯篭が
素敵だったのでご紹介します。
可愛らしい十二支が彫られていました。
この地図はGoogle Mapにより作成しました。ご紹介したルートとは若干異なりますのでご了承ください。
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〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-26 ホールエイト3階
TEL:03-3209-0430
開館時間:火水木曜日・月1回土曜日開館 10:00~16:00
休館日:月金土日曜日、年末年始
入館料:無料
〒169-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
TEL:03-6228-0811
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週日曜日、年末年始、展覧会準備期間(不定期)
入館料:一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-1
TEL:03-3941-0850
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日
入館料:一般800円、シニア(70歳以上)600円、大学・高校生:400円
※その他割引あり
〒112-0014 東京都文京区関口2-11-30
TEL:03-3945-0947
開館時間:10:00~17:00(入管は16:30まで)
休館日:展示期間中の月・火曜日(祝休日の場合は水曜日以降に振り替え)
入館料:一般 500円 、 学生 300円 、小学生以下無料
※その他割引あり