【早稲田松竹】3/16(土)~3/22(金) 上映 『気狂いピエロ』『勝手にしやがれ』
早稲田松竹クラシックスvol.144/ジャン=リュック・ゴダール監督特集
気狂いピエロ Pierrot le Fou
開映時間 10:40 / 14:25 / 18:10
■原作 ライオネル・ホワイト
■製作 ジョルジュ・ドゥ・ボールガール/ディノ・デ・ラウレンティス
■撮影 ラウール・クタール
■美術 ピエール・ギュフロワ
■音楽 アントワーヌ・デュアメル
・B2ポスター(700円)
・ポストカード(100円)
・トートバッグ(3500円)
・サントラCD(2000円)
※いずれも数量限定©StudioCanal
また見つかった! 何が? 永遠が 太陽と共に去った 海が
フェルディナンは、金持ちの 妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやって来る。彼女はなん と、かつての恋人マリアンヌだった。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼 女の部屋に、首にハサミを突き立てられた男の死体が。驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、わけは後で話すという彼女と 一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かうが…。
35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点! 目くるめく引用と色彩の氾濫。 饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。
『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スター になりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作! デジタル・リマスター、寺尾次郎新訳版。
勝手にしやがれ Breathless
開映時間 12:40 / 16:25 / 20:10(~終映21:45)
■原案 フランソワ・トリュフォー
■監修 クロード・シャブロル
■製作 ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
■撮影 ラウール・クタール
■音楽 マルシャル・ソラル
・2作共通パンフレット(1000円)
・B2ポスター(700円)
・ポストカード(100円)
・Tシャツ(3500円)
・バングル(3000円)
・サントラCD(2000円)
※いずれも数量限定©StudioCanal
あなたに愛されたい でも同時に――もう愛してほしくない
自動車泥棒の常習犯ミシェル は、マルセイユで盗んだ車を走らせパリに向かう。その道中、白バイに追いかけられ、咄嗟に車中にあった拳銃で警官を射殺してしまうミシェル。パリに着いた 彼は、アメリカ人の留学生パトリシアに会いに行く。2人は南仏の海岸で出会いベッドを共にした仲。けれど、記者志望の彼女はミシェルの誘いを蹴り、新聞社 の男に会いに行ってしまう。仕方なく彼女の部屋に無断で入り込み、一夜を明かすミシェル。翌朝、彼と他愛無いひと時を過ごしたパトリシアは、有名作家の記 者会見に参加するためにオルリー空港へ。一方、新聞に「警官殺し逃走犯」として大きく顔写真が載ったミシェルは、パトリシアのところにまで刑事が事情聴取 にやって来て、次第に追い詰められていく…。
1959年初冬のパリの試写室は興 奮に包まれた。新人ゴダールの長編第一作目「勝手にしやがれ」の誕生である。編集も、撮影も、演技も、脚本も、演出も、ことごとくタブーに挑戦し、タブー を打ち破っていた。常識からいえば失敗作のはずのこの映画には、青春のアナーキーなロマンチスムが、みずみずしく、輝いて脈打っていた。28歳のゴダー ル、26歳のベルモンド、20歳のセバーグが、映画に革命を起こした、ヌーヴェルヴァーグの金字塔。デジタル・リマスター、寺尾次郎新訳版。