【早稲田松竹】6/1(土)~6/7(金) 上映『私はあなたのニグロではない』『ビール・ストリートの恋人たち』『ROMA/ローマ』
『ビール・ストリートの恋人たち』『私はあなたのニグロではない』+特別レイトショー『ROMA/ローマ』
私はあなたのニグロではない I Am Not Your Negro
■原作 ジェームズ・ボールドウィン
■撮影 ヘンリー・アデボノジョ/ビル・ロス/ターナー・ロス
■編集 アレクサンドラ・ストラウス
■音楽 アレクセイ・アイギ
■語り サミュエル・L・ジャクソン
■出演 ジェームズ・ボールドウィン/キング牧師/マルコムX/メドガー・エヴァース/シドニー・ポワチエ/ボブ・ディラン/マーロン・ブランド/ジョーン・クロフォード/ロバート・F・ケネディ/バラク・オバマ
■第89回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞ノミネート/第71回英国アカデミー賞ドキュメンタリー賞受賞/第43回セザール賞ドキュメンタリー賞受賞/第67回ベルリン国際映画祭パノラマドキュメンタリー部門観客賞 ほか多数受賞・ノミネート
■パンフレット販売未定
■オフィシャルサイト
http://www.magichour.co.jp/iamnotyournegro/
差別が当たり前だった時代から、 人々はどのように声を上げ世界を変えていったのか――?
2017年初頭。トランプ政権がスタートしたアメリカで、一本のドキュメンタリー映画が異例のヒットを記録した。黒人文学のレジェンドであり、公民権運動家だった作家ジェームズ・ボールドウィンの原作を映画化した『私はあなたのニグロではない』だ。本作は、ボールドウィンの未完の原稿「Remember this House」を基に、彼の盟友であり30代の若さで暗殺された公民権運動の指導者―メドガー・エヴァース、マルコムX、キング牧師の生き様を追いながら、60年代の公民権運動から現在のブラック・ライブズ・マターに至るまで、アメリカの人種差別と暗殺の歴史に迫る。
キング牧師暗殺から50年。自由と正義の国アメリカ、 その差別と暗殺の歴史とは――
監督のラウル・ペックは、映画で語られる言葉のひとつひとつをボールドウィンの本、エッセイ、インタビュー、講演など、彼が実際に発言した言葉を使って構成した。60年代と現在を交互に映し出す映像に、アメリカの現状を嘆き、鋭く批判するボールドウィンの言葉が重なり、50年経った今でも人種差別を巡る状況が変わらないことが明るみに出る。
テレビCFやハリウッド映画が大衆に刷り込む「正しく美しい」白人の姿と歪められた黒人のイメージ。証言や豊富な記録映像を交え、強制的に作られた黒人への偏見の歴史、無知や先入観が引き起こす“差別の正体”を解き明かす様は衝撃的だ。
映画のラスト、「差別とは何か」を語るボールドウィンの、火のように熱く激しく、知性的で明瞭な名スピーチは、オバマ前大統領やマドンナらが演説で引用するなど、今なお困難と闘う人々の心を揺るがせ、深い感銘を与えている。不寛容が広がり、分断が危険なまでに深まる時代。この映画はわたしたちに、よりよい未来へと歩む道しるべを与えてくれる。
ビール・ストリートの恋人たち If Beale Street Could Talk
■原作 ジェームズ・ボールドウィン『ビール・ストリートの恋人たち』(早川書房刊)
■撮影 ジェームズ・ラクストン
■編集 ジョイ・マクミロン/ナット・サンダーズ
■音楽 ニコラス・ブリテ
■出演 キキ・レイン/ステファン・ジェームズ/レジーナ・キング/テヨナ・パリス/コールマン・ドミンゴ/ペドロ・パスカル/ディエゴ・ルナ/デイヴ・フランコ
■2018年アカデミー賞助演女優賞受賞、脚色賞・作曲賞ノミネート/ゴールデングローブ賞助演女優賞受賞、作品賞・脚本賞ノミネート/ナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞・脚色賞受賞/全米批評家協会賞助演女優賞受賞/LA批評家協会賞助演女優賞・音楽賞受賞/インディペンデント・スピリット賞作品賞・監督賞・助演女優賞受賞 ほか多数受賞・ノミネート
■パンフレット販売未定
■オフィシャルサイト
http://longride.jp/bealestreet/
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愛があなたをここに連れてきた
「赤ちゃんができたの」――1970年代のニューヨーク。ティッシュは19歳。恋人のファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自然と愛を育み、運命の相手を互いに見出した二人にとって、それは素晴らしい報告のはずだった。
しかし、ファニーは無実の罪で留置所にいる。彼はティッシュの言葉を面会室のガラス越しに聞いた。小さな諍いで白人警官の怒りを買った彼は強姦罪で逮捕され、有罪となれば刑務所で恥辱に満ちた日々を送るしかない。二人の愛を守るために家族と友人たちはファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が待ち受けていた…。
愛よりも、もっと深い“運命”で結ばれた恋人たちのラブストーリー
前作『ムーンライト』で、『ラ・ラ・ランド』を抑え第89回アカデミー賞作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督の最新作は、彼がずっと映画化を夢見ていたジェイムズ・ボールドウィン原作、1970年代ニューヨークに生きる若きカップルの愛の物語「ビール・ストリートの恋人たち」だ。
本作は、原作者の意思を受け継いだ、どんなに困難な状況にあっても、愛を諦めない恋人たちの普遍的なラブ・ストーリーであり、人種や社会階層に対する差別の問題が大きく浮上する現代に必要なメッセージに満ちた抵抗の物語である。そのメッセージは、愛と希望に満ち溢れている。
無実の罪で投獄された恋人のために身重な体で懸命に闘うヒロイン、ティッシュ役に新鋭キキ・レイン。ティッシュの恋人ファニー役に『栄光のランナー/1936ベルリン』で注目を集めたステファン・ジェームス。娘のティッシュを支える優しくも力強い母親シャロンには、2015年にドラマ・シリーズ「アメリカン・クライム」でエミー賞助演女優賞に輝いたレジーナ・キング。この役で見事、第91回アカデミー賞助演女優賞に輝いた。
【特別レイトショー】ROMA/ローマ 【Late Show】Roma
開映時間 開場20:20/ 開映20:30 (~終映22:45)【6/14まで上映】
■製作 ガブリエラ・ロドリゲス/アルフォンソ・キュアロン/ニコラス・セリス
■脚本 アルフォンソ・キュアロン
■撮影 アルフォンソ・キュアロン
■編集 アルフォンソ・キュアロン/アダム・ガフ
■出演 ヤリッツァ・アパリシオ/マリーナ・デ・タビラ
■2018年アカデミー賞監督賞・撮影賞・外国語映画賞受賞、作品賞ほか10部門ノミネート/ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞/ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞・監督賞受賞、脚本賞ノミネート ほか多数受賞・ノミネート
■オフィシャルサイト
https://www.netflix.com/jp/title/80240715
★レイトショー上映はどなた様も一律1300円でご鑑賞いただけます。
★6/1(土)は映画サービスデーのため一律1000円となります。
★チケットは、連日9:40より受付にて販売いたします(当日券のみ)。
★ご入場は、チケットに記載された整理番号順となります。
2018年アカデミー賞3部門受賞! アルフォンソ・キュアロン監督最新作
『ROMA/ローマ』はアカデミー賞受賞監督兼脚本家のアルフォンソ・キュアロンがこれまでに手がけた中で、最も自伝的要素が色濃い作品。2013年の代表作『ゼロ・グラビティ』以来の作品となる。
物語はメキシコシティのローマという地区で中流階級の家庭に奉公する若い家政婦クレオを中心に展開する。自分を育ててくれた女性たちへの想いをこめたキュアロン監督のラブレターともいうべき本作。少年時代の記憶をもとに、政治的混乱に揺れる1970年代の家庭内の衝突と社会的階級を鮮明に、そして感情豊かに描き上げる。
(2018年東京国際映画祭公式ページより抜粋)
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